お子さんとのより良い関係を築いていきたいお母さんへ、心が軽くなるヒントになればと思います。
【心配をやめると決める】
ワタシは過保護で過干渉で心配性でーす!と自覚のある方も無い方も、まずは、過保護も過干渉も心配性もやめる!!!と決めてくださいね。
決意です。
「止められるかな~?」なんて気持ちが湧いてきますが、「決めたの!」と自分に言う。この「決める」というのは結構大事だったりするんです。
【これまでの思いグセ】
とは言っても、これまでの思いグセ・思い込み・価値観もろもろあり、そういうものが潜在意識の中にたっぷりと蓄積されてしまっています。
思いグセがついてるので、自動的に潜在意識から悪い予想がもわわ~んと浮かんできてしまいます。何もないのに、勝手に悪い予想が上がってくるんです。
なので、すぐに、ふにゃふにゃ~となって過保護の過干渉の心配性が顔を出してしまうかもしれません。気がつくとお子さんを目で追ってるかもしれません。
現時点ではそれでもいいんです。そんな自分に「気づく」ところから改めて始めて、「気づいたら止める」「気づいたら他のことを始める」「気づいたら自分の好きなことや、やるべきことをやる」など、色々試してみて下さい。そうしならが、とにかく「決意」し続けてみてください。
【過保護】
過剰な保護で「過保護」ですね。何事もそうなのですが、行き過ぎ、分量が多いことというのはあまり好ましくなく、問題を起こしやすい思考でもあります。
ここでも”悪い予想”との連係プレーが炸裂し、
あぁ、大変。
ちゃんと見張ってなくちゃ。
ちゃんと教えてあげなくちゃ。
私が守ってあげなくちゃ。
という具合になってしまい、結果として「行き過ぎた甘やかし」になります。子どもは「お母さんやって~」「お母さん守って~」と親の保護を求めますから、余計に過保護になってしまいますよね。
我が子が可愛くて仕方ない!!
あ~♪可愛い~♪
分かります。よ~く分かります。でも一度キチンと考えてみましょう。過保護というのは、お子さんの成長の機会を片っ端から奪っている行為だ。と思いませんか?お子さんが自分で考えたり、自分で体験・経験するチャンスをこれでもか!って奪ってます。
お子さんが自分で幸せを掴む力をお母さん自身が奪ってしまっている。それが過保護というものなんです。
【過保護の心理】
過保護になってしまう潜在意識の状態というのもやはりあります。過保護になってしまう人は、裏を返せば「自分が過保護して欲しい人」ということになります。
これは子どもの頃の自分の要求。
特にお母さんへの要求が大きく影響しています。
子どもの頃から「お母さんにもっとかまって欲しかった。もっと守って欲しかった。もっと心配して欲しかった。」という思いを持ち続け、更に、「それなのに、お母さんは保護してくれない。かまってくれない。」という”子どもならでは勘違い”を思い込みとして持っているので「親の愛情」についても勘違いをしている場合があります。
甘やかしてくれるのが親の愛
そういう価値観がある場合は要注意で、それが過保護になってしまう原因の一つになります。
【過干渉】
相手に干渉して、自分の思い通りにさせようとすることですね。それの行き過ぎたものが過干渉。過剰に干渉して「子どもをコントロールしようとする」そいういうことです。
これは無意識にやってしまっているお母さんは多いのではないでしょうか?過去の私はやっていました。無意識に。
悪い予想や過保護との連携プレーを「無意識に」やってしまうのですが、子どもは窮屈な思いをしているし、成長の機会を奪われているし、親がいないと何もできない子になってしまいますよね。
【過干渉の心理】
過干渉の大元は依存心です。過剰に干渉して相手をコントロールしようとする人。裏を返せば”コントロールされたい人”です。
誰かに全部決めてもらいたい人。
お母さんに全部やって欲しい人。
ということになり、誰かに依存したいんです。何かを自分で決めるのは面倒くさい~!自分で決めるのは大変だ~!そういう思いが、潜在意識の中にたっぷり入っていると、過干渉になりやすく、
決めてあげるのが子どもへの愛
全部やってあげるために子どものことを把握しないと!
という風になってしまうんですね。それで子どものことを全部把握しようとして過干渉になり、先回りして何でも決めてあげようとしてしまいます。お子さんへの愛情からやってしまっているのですが、もうそのやり方は止めていきましょうね。
なんでもやってあげるのが親の愛情だ!
という価値観を持っている自分に気づいたら、まずはそれを止めてみて下さい。なんでも「量が多すぎる」のは問題を起こしやすくなります。
~つづく~
Copyright (C) 2018 Mari Furuhashi All Rights Reserved.